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脳卒中治療ガイドライン2004の概要は次のようなものである。
現在脳卒中の後遺症で苦しんでいる患者は約170万人。
寝たきりの30%が脳卒中である。
病期は急性期・回復期・維持期に分かれ、
リハビリ治療は機能障害・能力低下・社会的不利の
3つの障害レベルに分かれる。
そして治療法、訓練手技、社会的サポートなど
研究業績をエビデンスに基づいて
ランク付けを行った。

今回は最もランクの高いグレートA
(行うように強く勧められる)を紹介する。
グレートAは前回の脳卒中治療ガイドラインの構成に記載したように
RCTのメタアナリシスもしくはRCTが一つ以上のものを指す。
内容は次のようなものだ。
 1.リハチームによる集中的な介入
 2.廃用症候群を予防し早期からの
  積極的リハビリテーションの実施
 3.脳卒中後遺症による運動障害に対する
  リハビリテーションの実施
 4.歩行障害の改善に対する起立-着座、
  歩行などの下肢運動の十分な量
 5.麻痺上肢に対して多くの課題を
  繰り返し日常的に使用を促す
 6.重度の嚥下障害に対する経皮内視鏡胃瘻造設
  による経皮栄養
 7.有酸素性能力および運動時の収縮期血圧を改善するための
  有酸素運動トレーニング

ちなみにグレードC2以下のもの
(科学的根拠がないので勧められない)では
 1.脳卒中後の中枢性疼痛に対するカルバマゼピン投与
 2.嚥下障害に対する咽頭冷却刺激
 3.片麻痺側の肩の疼痛に対するポジショニング、
  テーピング、バイオフィードバックによるアプローチ
 4.片麻痺側の肩の疼痛に対するステロイド関節内注射
となっている。3.4.と肩に対する治療で
2つもC2以下のものがあるが、
グレードB(行うよう勧められる)
少なくとも1つのレベル2の結果を指す
肩に対する治療では
 1.肩手症候群の疼痛に対するコルチコステロイドの
  低用量経口投与
 2.疼痛軽減と亜脱臼改善を目的とした電気鍼療法
 3.関節可動域と亜脱臼の改善を目的とした電気鍼療法

早期に座位-起立、歩行などのリハを行うことの重要性は
間違いないようである。
今までは当たり前に行ってきたものが
根拠がないものも多い。
ガイドラインによる変更は
常に追っておくことが必要となるのではなかろうか。
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