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急性期医療の救命率の改善や
長期生存率の伸びによって
後遺症のあるCVA患者は増加傾向にある1)。

厚生労働省によると見守りや
介助が必要な病気の1位はCVA2)とのことである。
CVA患者が後遺症を持ちながら
自宅退院できるかどうかは
自立歩行ができるかどうかの影響は大きい3)。

診療報酬等の関係上、短期間で自宅退院が望まれる昨今、
理学療法士が求められるのはいかに従来より短時間で
従来と同じかそれ以上の効果を出すことができるか。
その点に絞られるのではなかろうか。

効率を高めるためには
生産効率を高める必要がある4)。
医療職において生産性を高めるためのポイントは
専門や他職種とのチームアプローチ。
クリティカルパスの導入。
リハの早期介入が挙げられる。

リハの早期介入の効果としては
リハビリの早期介入と発症後2ヶ月からの介入を
比較した場合、早期介入の方が
在日日数の48%減少。
医療費の39%減少が認められる5)。
また別のデータでも目標歩行レベルと
在日日数の短縮が認められる6)。

これらはリハビリの早期介入の
社会的経済的な効果を示している。
具体的な歩行獲得の割合(日数による比較)では
発症後4週で歩行獲得するものが45.1%。
発症後12週まで歩行獲得するものが72.0%7)。
また別のデータでは
発症後4週で歩行獲得するものが38.9%。
発症後12週まで歩行獲得するものが74.6%8)。
となっており、約1ヶ月で歩行獲得する者が半数で、
歩行獲得する人の7割は約3ヶ月となっている。
また12週以降の歩行獲得はわずか8)であるとのことから
発症から3ヶ月が歩行獲得に
最も重要な時期であることは明確である。
またADL能力においても80%は6週以内にピークとなり、
95%は12.5週までに回復は終わってしまう9)との報告もある。

いかに早期からリハビリテーションを開始できるか。
3ヶ月以内にどこまで能力が改善するかが
重要な鍵となることは言うまでもない。

1)厚生省:主な死因別にみた死亡率の年次推移-
 昭和25年~平成9年.最近の人口動態 第35号
 ,p15,1999
2)厚生労働省:介護サービス世帯調査(平成12年),2000
3)二木 立:脳卒中患者が自宅退院するための
 医学的・社会的諸条件.総合リハ11:pp895-899,1983
4)二木 立:医療効率と費用効果分析-地域・在宅ケアを
 中心として.日本の医療費-国際比較の視角から,
 pp173-197,医学書院,1995
5)二木 立,他:脳卒中の早期リハビリテーション第2版,
 pp257-212,医学書院,1992
6)長澤弘:脳卒中患者の早期理学療法の効果.
 PTジャーナル31:pp237-243,1997
7)丹羽義明,他:脳卒中片麻痺患者の歩行能力改善の推移.
 PTジャーナル37,pp5-10,2003
8)原寛美:私の脳卒中急性期リハプロトコール(?).
 臨床リハ8:pp41-45,1999
9)JΦrgensen HS,et al:Outcome and time course recovery.
 The Copenhagen Stroke Study.Arch Phys Med Rehabil 76:
 pp406-412,1995
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