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医療技術が向上し脳卒中の延命率は
飛躍的に高まった。
またそれに伴い脳卒中の死亡者の内訳は
大きく変化してきている。

1960年代では脳梗塞1~2割、脳出血7~8割だったのが
1990年代になると脳梗塞6~7割、脳出血2~3割と
脳梗塞と脳出血の割合が逆転している。
脳梗塞の死亡割合が増加し、脳出血の死亡割合は
減少しているのである。

脳出血の死亡率減少には外科的治療の発達、
高血圧治療の進歩、減塩食の推進、
CTスキャンの開発などが
影響していることが考えられている。
高血圧治療が進んだため、脳出血やラクナ梗塞などの
小血管病変(small vessel disease)は減少した。

しかし脳梗塞の死亡率は増加している。
これについての因子としては
欧米化の食事の影響で糖尿病、高脂血症、肥満症などの
metabolic syndromeが増加してきた。
これはアテローム血栓性脳梗塞などの
大血管病変(large vessel disease)を招くため、
死につながりやすいのである。

全体的な死亡率は減少しているものの
脳出血での死亡割合が減少し、
脳梗塞での死亡割合が増加した背景には
このような社会的因子の関連が存在している。
また近年は脳梗塞後遺症患者も
寿命が延びてきているため高齢化も進んでいる。
そのため加齢に伴うサルコペニアや可動域制限など
構造的な問題も混在するため、より評価やアプローチの
難易度が高くなっていることも念頭に置く必要がある。
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