FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
脳梗塞の分類では1990年に米国のNINDS
(National Institute of Neurological
Disorders and Stroke)が発表した分類(NINDS III)が
広く用いられている。
これは脳梗塞の発症機序と臨床病型を分け、
その組み合わせで病型診断を行うことを提唱しているものだ。

脳血管障害は
 ・無症候性
 ・限局性脳障害
 ・血管性認知症
 ・高血圧性脳症
に分類される。
さらに限局性脳障害は
一過性脳虚血発作と脳卒中に分類され
脳卒中は
 ・脳出血
 ・くも膜下出血
 ・動静脈奇形    に分類される。

脳梗塞の機序分類では
 ・血栓性
 ・塞栓性
 ・血行力学性    に分類される。

臨床病型分類では
 ・アテローム血栓性
 ・心原性
 ・ラクナ梗塞    に分類される。

動脈硬化による頸動脈プラーク(粥腫)が
はがれた血栓が中大脳動脈を閉塞した場合、
「塞栓性機序によるアテローム血栓性脳梗塞」と表現する。
中大脳動脈自体に動脈硬化があり、プラーク破裂等により
狭窄部が閉塞し脳梗塞となった場合、
「血栓性機序によるアテローム血栓性脳梗塞」と表現する。

心原性の塞栓症はすべて塞栓性機序によるものだが
アテローム血栓性脳梗塞は血栓性、塞栓性、血行力学性の
いずれの機序でも起こりえる。
ラクナ梗塞も、穿通枝の脂肪硝子変性の他、
主幹動脈粥腫の進展や微小血栓による機序もあり
いずれの機序でも起こる。

脳梗塞でも発症機序と臨床病型によって
症状と治療法が変わってくるため
これらの鑑別は必要である。

血行力学的要素が関わっている場合、
頭部挙上は症状を進行させる。
塞栓性機序では急性期から慢性期にわたって
塞栓源のコントロールが必要である。

臨床病型では重症脳梗塞への進展、
脳梗塞の再発、症状の進行の危険の
予測につながる。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。