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運動系のどの部位が障害されたかによって
出現する症状は変わってくる。
大脳皮質運動野(Motor cortex)からの
運動の命令は内包を通り脳幹へと伝わる。
脳幹では大脳脚、橋、錐体を通り
錐体交差をし脊髄へと流れていく。

そしてどの部位が障害されるかにより
弛緩性の不全麻痺になるのか
痙性麻痺になるのか変わってくる。
(錐体外路が障害されると痙性麻痺となる)

皮質近傍の障害
 反体側の弛緩性の不全麻痺
  →錐体外路は障害されないため
   痙性麻痺にならない。

内包の障害
 反対側の痙性麻痺
  →内包に入る前に錐体路と錐体外路が
   混じり合った線維となる

大脳脚の障害
 反対側の痙性麻痺
  →錐体路と錐体外路が入り混じった
   狭い線維を通るため

橋の障害
 反対側の弛緩性の不全麻痺
  →線維の割合が広いため
   全ての線維が障害されない

錐体の障害
 反対側の弛緩性の不全麻痺
  →錐体の部位には錐体外路はないため
   障害されない(錐体外路は錐体の背側)

このように痙性麻痺になるか
弛緩性の不全麻痺になるかは
錐体外路が障害されるかどうかが大きい。

内包と大脳脚は錐体路と錐体外路が入り混じった
線維となるために痙性麻痺となりやすい。

皮質近傍は錐体外路が通らない。
橋は線維の割合が多く、全てが障害されない。
錐体には錐体外路が通らない理由から
弛緩性の不全麻痺となりやすい。

※痙性麻痺は錐体路でなく錐体外路の障害による
 とする説が1960年代以降は定説。

※錐体外路という神経路は解剖学的には存在しなため、
 錐体外路という用語は不適切であり使用頻度は減ってきている。
 錐体外路は錐体路に対立するものとして、
 基底核から脊髄へ下行性の投射があるものと
 以前考えられていた名残。
 大脳基底核からの出力は大脳新皮質運動野を
 介して出力されるものが大部分である。
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