上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しいブログを開始!
これからもよろしくお願いします!!
http://chain-ap.net
chain.jpg

スポンサーサイト
小脳は姿勢制御と随意運動の調節と
長年考えられていた。
1980年代半ばに
運動機能と前庭機能以外の認知にも
関与することが明らかになる。

系統発生学的には
大脳の約半分の面積であり、
大脳ほど機能局在は明確ではないが
機能区分は存在している。

・原小脳
・古小脳
・新小脳   に分類されるが
新小脳が認知機能と関連が深い。
霊長類で発達が著しい部分である。

解剖学的には
・虫部 :運動制御
・中間部:運動制御
・半球部:認知機能   に分類される。

出力系では
虫部では体幹の運動制御に関わる。
虫部→室頂核→脳幹網様体・前庭神経核→脊髄
の順で伝達されていく。
中間部では末梢の運動制御に関わる。
中間部→中位核→赤核→脊髄<赤核脊髄路>
中間部→中位核→運動野→脊髄<皮質脊髄路>
半球部では認知機能に関わる。
半球部→歯状核→視床外側腹側核
→運動前野・前頭前野・側頭葉の順で伝達される。

入力系
大脳・前庭の刺激は虫部に伝達される。
脊髄・大脳の刺激は中間部に伝達される。
大脳の刺激は半球部に伝達される。

大脳小脳神経回路では
大脳と小脳が相互に伝達される。
大脳皮質→橋核→小脳皮質→小脳核→視床→大脳皮質

小脳は大脳の半分の大きさでありながら
出力と入力の役割を持っている。
また運動制御だけでなく認知機能も関わるため
身体の運動と感覚ともに大きな役割を果たしている。
小脳(Cerebellum)
小脳は虫部と皮質に分かれ深部に神経核が存在する。
平衡、筋緊張、随意筋などの運動調節に関わる。
大脳基底核と皮質連合野の連携にも関与1)しており、
 ・認知
 ・思考活動
 ・情動の制御 に関係する2)。

よって小脳機能が障害された場合は
 ・実行機能の低下(不十分な計画・推論)
 ・非自己抑制的で不適切な行動
 ・視覚・空間認識の障害
 ・失文法
 ・プロソディ障害    などが生じる3)。

1)Bostan AC,et al:The basal ganglia communicate
 with the cerebellum.Proc Natl Acod Sci USA
 107:8452-8456,2010
2)川村光毅:小脳と高次精神機能 皮質連合野と小脳の
 高次精神機能,pp27-36,分子精神医学7:27-36,2007
3)Schmahmann JD,et al:The cerebellar cognitive
 affective syndrome.Brain 121:561-579,1998
視床(thalamus)
視床は間脳の一部であり、
大脳皮質に情報を送るハブ的な役割を果たす。
出血・梗塞の好発部位でもある。
嗅覚を除く感覚情報は知覚路を通って
視床に伝わり大脳皮質へと送られる。

中継点では
視覚情報は外側膝状体に送られ、
聴覚情報は内側膝状態に送られた後に
大脳皮質の感覚野に送られる。
また体性感覚は後腹側核
(後外側核、後内側腹側核)に送られる。

視床の障害では
 ・対側知覚麻痺(知覚減退)
 ・対側性脱力感
 ・運動失調
 ・対側の持続性の自発痛  

1)Herrero M,et al:Functional anatomy of thalamus
 and basal ganglia.Childs Nerv Syst 18:386-404,2002
後頭葉(occipital lobe)

後頂後頭溝の後方
 ・一次視覚野 V1(BA17)
 ・二次視覚野 V2(BA18)
 ・視覚連合野 V3(BA19)

網膜の視覚情報が外側膝状体で上下左右反転される1)。
その後一次視覚野から二次視覚野で物体の解釈が行われ、
対象物を認知同定される。
その後視覚連合野において
それが何か?2)(What)
その視覚情報はどこか?3)(Where)
などの空間の位置関係を把握する。
それによりさらに複雑な視覚認識や空間認知を行う。

1)後藤文,他:臨床のための神経機能解剖学,pp42-43,
 中外医学社,1992
2)Gardner JL,et al:Contract adaptation and
 representation in human early visual cortex.
 Neuron 47:607-620,2005
3)Mishkin M:Object vision and spatial vision:two
 cortical pathways.TINS 414-417,1983
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。